『じゃあ、葛西先生の話は終わりで…
西上は修学旅行、楽しみか?』
「楽しみですよ!」
『何が楽しみ?』
「温泉ですかね!」
それより神楽先生と3日も一緒の行動で
私服も見れる方が楽しみ!
とか言えへんなーって思ってた。
『温泉好きやなー!』
『景色も好きですよ!後はサッカー部と
思い出も作れたらなって思います!』
遠回しに神楽先生も入ってるねんけどなー
気付くかなー?そう思ってるけど伝わらんか…
『そっかー。そやな!
サッカー部の2年は仲良いもんなー!』
「みんな、なんやかんやで仲良いですね!
喧嘩はしょっちゅうしますけどね…」
『まだ喧嘩してんの?』
「橋本くんとかケンスケとか…」
『メニューで?』
「はい!ケンスケとはこれの方が良い!
いやいやこっちやろ!って言い合いして
橋本くんは…タイマー押すの遅いとか
マネージャーやから動かんし
気持ちわからんねやろ!
とか練習中けっこうキツいこと言って来ますね」
『ひどいなー!大丈夫なん?』
「まぁ、橋本くんはその場だけで
その後は何事も無かったかの様に
してくるから溜めといて
いざと言うときに一気に返します!」
『怖いなー!』
「そう言う時しか返せないし
あんま言い返したりして
雰囲気悪なるのもアレなんで…」
これ最初の頃、神楽先生が
良く言ってた事ですよー!なんて思っていた。
『もう着くぞー!
あ、まだ居てないな…連絡してくれる?』
「わかりました」とナオに電話をかける。
(ナオ)『もしもし?ニッシー着いたん?』
「うん!今着いてんけど、もう着く?」
(ナオ)『うん!もう着くよ!待ってて!』
「はーい!」
「もう着くらしいです!」
『じゃあ下りて待っとこかー!』
「はい!」車を降りたら、2人が来た。
(葛西先生)『お待たせしました!』
(ナオ)『お待たせー!』
「待ってる間にだいぶ暗くなりましたねー!」
(神楽先生)『ほんまやなー!
上に着く頃には真っ暗やな!』
(ナオ)『え!そんなに歩くの?』
(葛西先生)『前に話は聞いてましたけど』
と目の前の階段を目にした葛西ちゃん…
(葛西先生)『マジですか?これ上がるんですか?』
(神楽先生)『でも500段くらいかな?』
「でも上行ったらプチ夜景見れるんですよね?
早く行きましょー!」
(ナオ)『登れるかなー?登れへんだら
葛西ちゃんおんぶしてなー!』
(葛西先生)『なんでやねん!登れっ!』
(神楽先生)『じゃあ登るかー!上に着くまで
後ろは絶対振り向いたらあかんで!』
「後ろに夜景があるんですね!了解です!」
(葛西先生)『西上なんか余裕そうな感じやな』
「足がなぜか軽いー!」
(ナオ)『神楽ちゃんいるからやろ!』
あえて聞こえない振りをした。
認めると神楽先生の顔を見れなくなりそう…
(神楽先生)『西上余裕やん!』
半分位登ったところで声をかけられた。
「はい!でもナオ達の声聞こえませんね」
(神楽先生)『だいぶ遅れてるわ』
「先登っちゃいます?」
(神楽先生)『じゃあ2人で先登ろか!』
そう言い、ペースを上げて先にゴールの
展望台まで登った。
