REAL TIME


''電話はいつもドキドキする!!

ドキドキの音聞こえてへんかったかなー?

ってか、サッカーの話来てても

行くわけないのに~!

神楽先生の近くじゃないと嫌!

一番近くで見れやな意味ない…''

とリアルに呟いた。


ってか今日のウチは激おこモードやのに

何を電話一つでテンション上がって

今日のことを一瞬にして忘れてるんや…って思った


それにしてもナオの言葉引っ掛かるなー

自分達が楽しかったらOKやん!って言葉…

あくまでも、楽しむ為のものであって

傷つく様な本気は無いって事なんかな?

ますますわからん!ナオの思ってること

神楽先生達の考え…

そんなことを1人で思いながら眠りについた。


そして時は経ち、勉強会の当日になった。

朝からナオが気合いをいれて家まで来た。


(ナオ)『ニッシーおはよー!』


「はやない?夕方からちゃうの?」


『なんか楽しみすぎて早よ起きてん!』


「やる気満々やん!弟らですら寝てるのに…」


『まぁまぁ!どっかにさショッピングでも

行って時間潰そや!』


「そうしよー!連絡取ってる?葛西ちゃんと!」


『後で入れとくわ!ってかちょっと雨やな…』


「室内で楽しめるところにしよ!」


『じゃあ近くのイオンモールで!』


「しゅっぱーつ!」


と言い自転車で向かった。

到着し、フードコートに座りながら

色々と話をしてた。

早速、リアルをチェック!

朝からめっちゃ来てるやん!!

''今日は待ちに待った日!楽しみなのと

ドキドキするのと両方ある!!

でも早く会いたいかな♪''と書いておいた!


(ナオ)『何するー?何時くらいに来るんやろ?』


「うーん!わからんなー?何の試合会場

行ってるんか知らんし…

適当にぶらぶらして連絡来たら戻ろう!」


『何時くらいになる?って連絡入れとくわ!』


「うん!でさー!ずっと聞きたかったんやけどさ

前の今が楽しかったら

みたいなんがすごい気になって…

ナオは葛西ちゃんのこと好きやんな?」


『あーー!うん!好きやで!』


「でも前言ってた 和さん?は、なんなん?」


『んー!和さんも好きやで!』


「え!わからんわからん!両方好き?」


『うん!両方好きやねん!

どっちかって言われたらわからんけど

その時の自分の要求を叶えてくれる方に

その都度行ってお願いする!』


「まぢか!ウチにはわからん、罪悪感とか無いん?」


『何の罪悪感?両方とも付き合って無いしなー』


「いやー、葛西ちゃんが

本気でナオのこと好きやってさ

見えへんところで別の人に会いに行って

そう言う事もしてるの知ったら悲しむくない?」


『まぁでもさー今を楽しめたら良いって

思ってるから別に葛西ちゃんを

裏切ってるつもりもないし

そもそも付き合って無いんやから

そこを責められるみたいなことも無い訳やん?』


「あかん!まぢでウチには理解できんわー!

まぁ好きにしたらええわ!

でもウチは和さん?知らんし

葛西ちゃんにはお世話なってるし

傷付いて欲しくないから、ごめんやけど

今の話聞かされたら葛西ちゃんと

仲良くしていくのに協力する事でけへんで?」


『まぁ、そこは上手いことしていくわ!

それより今日をとりあえず楽しもうやー!

なんか暗くない?この話!』


「せやなー!楽しむかー!」


そう言ったけど心の中では全く

ナオの話が理解出来なかった。

確かに付き合ってないけど葛西ちゃんがナオを

多分好きなのは分かっている状況だし

家族とも仲良くしているのを知っている。

一番にナオのことを考えているのも知ってるし

何かあればすぐに駆けつけてくれてるし

ナオを目で追っているのも知ってる。

それは一番近くで葛西ちゃんを見てきたから

分かることで、ナオは多分知ってるけど

それ以上の関係にならないギリギリで

2人を同時進行している感じだった。

葛西ちゃんは少なくても卒業するまでは

恋人みたいな関係に

ならないようにしてるのも

わかるけど、もう一人の和さんは平気で

10代にも手を出すような人だし、その時点で

どっちがまだ賢いのかウチでもわかる…

余計に葛西ちゃんには

傷付いて欲しくないと思った。