そしてやっと家に着いた…
すると家の前に神楽先生がいた。
「…え?」
『遅かったな、とりあえず車乗れよ』
「はい」
そう言って車に乗った。
『おつかれさん!』
「あ、今日はありがとうございました」
『今日さ?どしたん?』
「えー…」
またあの勢いで言ってしまった
言葉達を思い出して恥ずかしくなった。
「もう一回、言わないとダメですか?」
『えー?』そう言いながら笑ってた。
「もう一回は嫌なんですけど…」
『じゃあ言うてもらわなアカンな』
「なんでそんな意地悪言うんですか?」
『ちゃんと聞いてなかったからさ
もう一回ちゃんと聞かなアカンなって!』
「嫌ですね…」
『早く言うてよ!今日はなんでいつもと
違うかったんー?』
そう言いながらからかった顔で話してくる
その顔にも弱いねんな…とか思いながら
あー、もうどうにでもなれって勢いになった。
「ずっと会いたかった神楽先生に
会えて勢いで言いたいこと言いました。」
『誰に会いたかったって?』
「やめてくださいよ」
『なぁ!誰に?』
「神楽先生に!!」
『そっかそっかー!俺に会いたかったんか~』
「はい」
『で?俺に会って何したかったん?』
「会えてる間に充電したかったんです」
『満タンなった?』
「足りません」
『おー?足りんの?』
「嘘です。ごめんなさい。もう満タンです」
急にめっちゃ恥ずかしくなった。
すると…神楽先生が頭をポンポンしてきた。
『今はこれしかできひんからなー
わかってくれよ!』
「え!?全然、十分です!」
ってか今、今はって言った?今はってことは
いつかは…そんなことを思った。
『ありがとう
意地悪言ってごめんなー!
からかいたくなってしまったわ!
言わしたけど、ちゃんと2回聞けたわ』
「ってことは一回目もちゃんと聞いてたんですか?」
『もちろん聞いてたよ!』
「えー!」
『珍しく西上から隣座ってきたのも
ちゃんと覚えてる』
「わざわざ口に出さんといてくださいよ!
なんか恥ずかしくなってくるんですけど」
『えー?アカンの?』
「神楽先生やから良いですけど」
『そっか、そっかー』そう言いながら
ずっと頭に手を置いてくれてた。
『俺もなー?ずっと西上を最近見てないなって
思ってて、でも今ちょっと色々あって
バタバタしてるし
そっちにも集中しやなアカンのにって
考えてたら、葛西ちゃんから
バイト先覗きに行きません?って言われて
やっとや!って思っててんでー?』
「そうやったんですか!?」
『でもさ、仕事中やからあんまり話せんと
思ってたら隣来たやん?
ビックリしたわー!』
「もういいでしょ?」
『自分から座りに来るのなんか珍しすぎるやん』
「そんなこともあるんです!」
『わかった!もうやめとくわ!
それより面接頑張れよ!
西上なら大丈夫やねんから』
「それは任せてください!
いろんな先生と練習したし
神楽先生に大丈夫って言われたら
もうそれだけで大丈夫なんです!
今までもそうやったから信じれるんです」
『めっちゃ俺の大丈夫信じるやん!』
「はい!信用してます」
『じゃあ大丈夫やな!また話聞かせてくれよ
電話も掛けてくれたらええから!』
「はい!」
『じゃあ俺は帰るわ!頑張れよ』
そう言って、また頭をぐしゃぐしゃしてきた
神楽先生のコレめっちゃ好きやねんな~
めっちゃ嬉しい!!
「はい!ありがとうございます」
『じゃあ、おやすみ!』
そう言って帰っていった。
