REAL TIME



「ずっと神楽先生に会えてへんかったから

いまの間に回復させとこっかなと思って…」


(葛西ちゃん)『え?どしたん?まじで!

そんなん言えるようになったん?』


(神楽先生)『俺に会いたかったん?』


「はい」


(葛西ちゃん)『やばい…俺、頭追い付かないすわ』


(神楽先生)『西上も俺に会いたいとか

思ってくれるんや~嬉しいな~』


知ってるくせに!全部知ってるくせに!

心の中ではそう思った。


「めっちゃ会いたかったんです。ずーっと!

でも、きっかけとか、何もなかったから

このまま一生会えへんのかなとかも考えました」


(神楽先生)『そんなわけないやろ?

そんなんやったら、電話とか用事無くても

かけてきてくれたらええのに!すぐ行くで?』


「仕事も忙しいって聞いてたから

そんな気軽に出来るわけ無いじゃないですか」


(葛西ちゃん)『ごめんなさい、俺のこと

2人とも見えてます?』


(神楽先生)『気にしすぎやわ!

どしたん?面接前で落ちてんか?』


「神楽先生と話せたら何でも出来るから

もう、面接は大丈夫です!」


(葛西ちゃん)『…わかりました。』


(神楽先生)『それなら良かったわ

西上なら大丈夫やからな!

安心して行ってきい!』


「ありがとうございます。

あ、そろそろ戻りますね。」


(葛西ちゃん)『西上!お前覚えとけよ!』


(神楽先生)『おう!』


「神楽先生!ありがとうございます」


(葛西ちゃん)『お前、絶対許さんからなー』


「失礼しますね!!」


そう言って出てきた。

めっちゃおもいきった!過去一番思いきった。

こんな自分の気持ち言うたん初めてやん?

うわー今さら恥ずかしくなってきた…


「店長!みなさんありがとうございました!

もう元気も勇気もいーっぱいもらってきました!

今ならお裾分けも出来ます!」


(店長)『良かった!!じゃあみんなに分けたってな』


「はい!」

そう言って残り時間頑張って動きまくった。


終わる前くらいに神楽先生達が

帰ると言い出した。

見送りに店長達と行って、少し話して

自分も上がる時間になった。


「お疲れ様でした!」

そう言って家に向かった。

すると電話が鳴った。


葛西ちゃん…


「もしもし?」


『よくもやってくれたな』


「今日はありがとう!」


『まだやるんか?』


「嘘です。ごめんなさい。」


『ビックリしたわー!

あんな思いきってんの初めてみてんけど!』


「自分でもビックリしてるねんけど

それ以上に会いた過ぎて…話したかったし。

気ついたら、すごいこと一杯言うてて

後から恥ずかしかったわ」


『でしょうねぇー、後ではずかしなってん

やろなとは思ってたわ』 


「その通りやけど、全部事実やからなー

心でずっと思ってることやから

後悔は無い!!恥ずかしいだけ!」


『でも、これで面接も完璧やろー?

俺に感謝せぇよ!』


「葛西ちゃん、ありがとう!

いつもいつもありがとう」


『おう!俺が出来ることも

段々無くなっていくねんな~

しゃあないけどな!

また何かあったら言うてこいよ!』


「うん!いつも感謝してるから!」


『じゃあなー!気つけて帰れよ!』


「はーい」


そう言って電話を終えた。

そのまま家に帰る…