REAL TIME


「はーい!こちらです!」


席に案内して、逃げるように厨房へ行った。

普段色々話していたおかげで

店長が、『好きな人きたんやったら

大サービスしやんななー!』と張り切って

店長自ら席に向かった。


(店長)『失礼します。西上心が

お世話になっている方々とお聞きしたので

サービスさせていただきます。

マネージャーしてたって聞いて

即採用したんですよ!

この店はサッカー関係者最優先なんで!』


(葛西ちゃん)『まじですか!

ありがとうございます』


(神楽先生)『ちゃんと西上は働いてます?』


(店長)『ちゃんと働いてもらってます

マネージャーやってただけあって

分からなくても、状況判断して

声かけてくれるから助かります。

先生らの指導のお陰ですよね~

ありがとうございます』


店長!!ありがとうございます!とか思いながら

横でずっと話を聞いていた。


「店長ありがとうございます」

そう言うと小声で


(店長)『2人いるけど、どっちが好きな人なんか

すぐわかった!また後で話そ!』

そう言うと先生らにゆっくりして下さい

と言って去ってった。


(葛西ちゃん)『良い店長さんの店で

働けて良かったな!

まだ短いのに、ちゃんと西上のこと

理解してはるやん』


「めっちゃいい人やねん」


(神楽先生)『安心やな!サービスも

してもらっていいの?』


「店長が張り切ってたから、食べてください」


(葛西ちゃん)『ありがとう!』


「じゃあ失礼いたします。」


そう言って店長の元へお礼を言いに行った。


「店長~!ありがとうございます」


(店長)『好きな人の前で大人しいタイプなん?

普段と違いすぎてビックリやわ』


「姿みたら全て飛ぶんですよ

ドキドキし過ぎて何もできなくなるんです」


(店長)『そんな、一面持ってたん?』


「何も気にせず話したいし、近くに寄ったりとか

してみたいですけど全くダメなんですよ」


(店長)『へぇ~でも、話聞いてたら

自分を変えてくれた人なら

一生忘れられへんかもな~』


「今後好きな人できても不意に出てきそうです」


(店長)『青春やなー!羨ましい』


「もうすぐ青春も終わるので

楽しみまくるつもりですけどね!」


(店長)『それ!その感じやねん!もったいない』


「あんまり言わんといてください。」


(店長)『じゃあ、みんなに頑張ってもらうから

ちょっと話してきいよ!

面接前なら余計やろ!元気と勇気もらってき』


「ありがとうございます!いってきます」


そう言って、神楽先生達の席へ行った。


席に入る前に深呼吸をして…


「失礼しまーす」


会えへんかった勇気を出して

思いきって神楽先生の横に座った。


(神楽先生)『え!どしたん!?』


(葛西ちゃん)『西上おもいきってどしたん?』