REAL TIME


すると...2年生のディフェンスを突破された。

そのままシュートを打たれた…

あ!マサシくんがすごい身体能力を発揮した。

みんな一瞬、唖然としてた。


(国坂先生)『米田!ナイスや!ナイス!』


(葛西ちゃん)『米田ええぞー!』


「え!?すごないですか!」


(国坂先生)『あいつの身体能力どないなってるねん』


(葛西ちゃん)『すごすぎるわ!米田が

来てくれてほんまに良かったわ!』 


「みんな予想以上の力見せてくれますねー」


(国坂先生)『西上!ちゃんとあいつらのプレー

目に焼き付けとけよ!』


「はい」


(葛西ちゃん)『最後とか言いたくないけど

こんな思い込めてサッカーするのは

今年で最後には変わりないからな

西上もこんな気持ちでサッカー見るの

この大会が最後やもんな!

しっかり見とき!

あとでいっぱい、あいつら褒めたれよ!』


「はい」

なんかそう言われると泣きそうなるな…

引退とかじゃなくて

みんなが頑張ってる姿に感動しての涙…

涙我慢してたら鼻ズルズルしてきた…


(国坂先生)『え?西上?

なんで鼻ズルズル言わしてるん?』


「みんな頑張ってる姿に感動して…

涙は早いから我慢してたら

鼻ズルズルしてきました…」


(葛西ちゃん)『やめてくれよ!

試合集中できんやんけ…』


「ごめんなさい...」


視界がぼやけながら、みんなを見てた。

絶対勝てるって思うけど

みんな、なんなん!1年の時は

そんな顔してサッカーしてへんかったやん


そうやって試合を見てると

1-0のまま前半が終了した。


(国坂先生)『おつかれさん!

1人鼻ズルズル言わしてるやつおるけど

みんななら行けるから、後半も今まで通り

やってきたらええ!

言うことほんまにないから!』


(葛西ちゃん)『米田、さっきのナイスやわ!

すごいわ!サッカー部来てくれてありがとう!』


(2年生)『米田さんすいません!』


(マサシくん)『え!あれって俺に見せ場

作ってくれたんやんな?

俺も一回くらいみんなに出来るとこ

見せたかったし、ありがとうなー?』


マサシくん、すごーい!

2年生に背負わさんようにしてる!カッコいい!


「なんなん、めっちゃカッコいいやん!

気まで使えるんや!男前~」

と小声で言った。


(マサシくん)『本音を言うと…

めっちゃビビったけどな!

体がボール目掛けて勝手に動いたわ

しかも気にされて暗くなられたら嫌やし』


「さすが!期待してるわ!キーパー!!」


(マサシくん)『去年までおったキーパーより

スゴいとこ見せたるわな?』


「おー、それ出す?やめて!誰?それ」


(マサシくん)『あーしらけるんやな!

まぁええわ!全然ちゃうから、見といて!』


「うん!ちゃんと見とくわ!」


(ケンスケ)『米田!ほんまさっきありがとう!

あと、2年のフォローも…ごめんな』


(マサシくん)『いつも通りやろな!』


(イサム)『いつも通りな?俺もあんな 

風に言いたいから、使う練習しとくわ!』


「いらんやろ!」


雰囲気は明るいから大丈夫!


(国坂先生)『じゃあ、後半もしっかりな!

行ってこい!』


(サッカー部)『はい!』


そう言い、コートに戻った。

後半が始まった。


(葛西ちゃん)『あいつらが明るいままで

良かったわ~3年はちょっと

気使いすぎやけどな…』


「それも込みのみんなですから...」


そう言いながら神楽先生の

御守りを握りしめてた。


大丈夫!なんか自分だけが心配してるみたい…

それくらい皆はいつも通りでいた。