REAL TIME


「フットサルとかバスケは走りますよ?」


『そういう走りじゃないやん

リレーとかの走りやん

フットサルなんかやったうちに入らんし

バスケは認める!カッコ良かったぞ!』


「あ、バスケ覚えててくれたんですか!

フットサルはみんなが悪かったですよね?

マネージャーですよ?

マネージャー相手にあんなきついパス

出します?ボールあげられても

頭、絶対使いたくないのに

みんな頭やろ!って言うてたし」


『あの時はみんな選手扱いやったなー

懐かしいなー!楽しかったな!』


「めっちゃ楽しかったですよ!」


『そう言えば、うちの高校でもな

この間体育祭あったけど

なんか景色もちゃうから絶対ないねんけど

西上さがしてもーたわ!』


「え、ほんとですか!?」


『まぁおらんの分かってるから

西上みたいなやつを今度探してしもたわ』


「なんか他の人探されるの嫌ですね」


『まぁそんなやつもおらんねんけどさ』

と笑いながら言って来た。

探してくれるのは嬉しいけど

他の人探されるのは嫌やな…


「やめてくださいよ!それで見つかったら

もうウチには関わってくれなく

なるじゃないですか!」


『おらんから大丈夫や!』


「それ、おったら分からないでしょ!」


あ、やばいめっちゃキツい口調で言っちゃった


『ごめんごめん!西上不足なったら

また連絡するから』


「絶対見つけやんといてくださいよ?」


『わかってるよ!ってか、もう言うてる間に

選手権やな?大丈夫そう?』


「みんな必死に練習してます!」


『国坂先生に渡しといてんけど

俺も2年間みんなの顧問してきたし

最後までなんかの形で関わりたいと思って

実は御守り買ってきてん!

なんか立場複雑やけど…

中央高校のサッカー部に

上がってほしいって思うし

めっちゃ応援してるから!』


「そうなんですか!!

ありがとうございます!」


『ちゃんと西上の分もあるから!』


「最後までありがとうございます」


『最後言うても卒業はまだやけどな?

部活は最後になるんやし…

俺も試合会場では応援してるから

ごめん!だいぶ長いこと話してるな!

こんなに話すなら会えば良かったわ...

じゃあ次は試合会場でな?』


「はい!ありがとうございます。」


『おう、じゃあなー?』


「はい」


そう言って電話を切った。


あー選手権か…もう引退やん!

一気に現実に引き戻されたな…

そう思った。


次の日…


部活も選手権に向けて

ピリピリしたモードで行っていた。


最後のミーティングで昨日、神楽先生が言ってた

御守りがみんなに配られた。


(国坂先生)『神楽先生は他校にいるけど

応援してくれてるから!』そう言ってた。


ミーティング後、葛西ちゃんの元へ向かう


(葛西ちゃん)『あ、なんかあるんやろ?

寒いし門、出たとこで待ってて!』


そう言われた。

ってかウチ、何も言葉発してないのに!

先回りしすぎ!

そんなこと思いながら言われた場所まで歩く。