REAL TIME

そのまま、その日は終わり

家の前で神楽先生に電話をかける

あー緊張する…
  
あ、ちょっと待って!!

リアルタイムだけ先に更新しよっかな~って

かけるのを一旦やめた。


"今日の体育祭、めっちゃ楽しかった!

終わった後の雰囲気とかも

青春って感じで青春を満喫できたー!

部活動対抗リレーは2位やったけど…

でも、神楽先生の予言的中したかも…

怖いけど、ほんまに的中したよな?

スゴすぎるねんけど!"

と呟いた。


そして、勇気を振り絞って電話をかける…

呼び出し中、心臓のバクバクする音が

めっちゃ自分に響いてる…


(神楽先生)『もしもし?』


「もしもし!体育祭終わりました!」


『お!どやった?楽しかった?』


「めっちゃ楽しかったですよ!」


『部活動対抗リレーは?』


「2位でした…」


『じゃあ1位はバレー部か?』


「1位はバスケ部でした...

追い付けませんでした…」


『でもマネージャーで2位とか

他の部活動生…なんか気持ち的になぁ?』


「それね、国坂先生とかに言ったんですけど

それはそいつらが悪いから

気にしやんでいいって言ってました」


『あの2人なら言いそうやな~

バレー部は遅かったん?』


「それがね、ウチがバトンもらったの

3位で、バスケ部がスタートして

次にバレー部がスタートして…

そのアンカーの子が速い子やったんです!」


『え?じゃあ、そいつ抜いたん?』


「なんか気付いたらゴールしてて

2位やったんです!」


『ほんまにすごい結果残してるやん!

俺の予言当たってるやん!』


「ウチも最初忘れてて、葛西ちゃんに言われて

そう言えばってなったんです」


『どっからそんな力、出したん!?』


「わかんないです!でもほんまに3位で焦ってて

緊張もあるし大丈夫かな?って思ってたけど

バトンもらう前に、神楽先生の

西上なら大丈夫を思い出しました!

あとはゴールと1位しか見てなかったです!」


『じゃあ、西上の今のタイムは

測った時より1秒は速いんちゃうの?

ってか毎年タイム一緒やったやろ?』


「え、なんでタイム知ってるんですか!」


『教えてもらったからなー』


「毎年、同じ子と走ってますもん!」


『じゃあバレー部のやつと走って

測ったら良いタイム出るやん!』


「それね、国坂先生にも言われましたけど

もう多分この先に全力で走ること

あんまないと思うし

タイムも役に立たないでしょ?

楽しい思い出できただけで十分ですよ!」


『そっかー!もったいないけど

確かにタイム使うことないもんなー

バスケ部は追い付けんかったって

かなり差あったん?』


「聞いてる話では、あと5mあったら

行けてたらしいです」


『だいぶそれ惜しいやん』


「惜しかったですねー」


『あ、でも俺の予言通り1位じゃなくても

すごい結果残したなー?言葉のまんまじゃない?』


「ウチもびっくりですよ!」


『俺も目の前で見たかったわー

そっかー、西上が走ってるとこ

もう見れへんのかー』


「なんかそんな感じで言わんといて下さいよ」


『悲しいなー思ってー!』