『やっとかー!でもまだ好きちゃうやろ?』
「うん、好きじゃない!そっから部活始まって
神楽先生のジャージ姿と
サッカーしてるところ見て
カッコいいとは思ってた!
でも好きちゃうねん!
ウチとは違ってハナは真面目に
マネージャーしてて、また怒られるねん。
何しに来てるん?って
合同やって他の高校の
マネージャーと話したりしてそれも怒られるし
ハナの真似してみても怒られるし
もう何回も雰囲気壊すやつ嫌い
言われるし、とにかく怒られてた。」
『まじで想像つかへんねんけど』
「せやろ?ウチも最初が嘘みたいやもん
そっから怒られ過ぎて
好きになる前に一回めっちゃ嫌いになった。
消えて欲しいとか思った...」
『そんなとこまで行ったん?』
「うん、その時に一緒に愚痴言いあってただけの
吉川先輩と付き合ってん」
『ふーん、それがどこで切り替わるん?』
「きっかけはサッカー部の勉強会やねんけど
ウチが数学出来なさすぎて
若草先輩とか国坂先生が教えてくれてんけど
みんなお手上げ言うて
ちょうど神楽先生が来て教えてくれてん。
その時にめっちゃ神楽先生も
どうしたら良いんかわからんかったんか
ペンのインクが出やんくなるくらい
必死で教えてくれて
段々分かるようになって
途中であんだけ怒ってても
こんなにウチのこと見放さんと
教えてくれるんやって思って
そっからちょっとまた見る目変わって…
まぁ教えるのは先生の仕事やし当たり前のことを
神楽先生はしてるだけやねんけどさ
なんか嬉かってん。
その後、神楽先生がいきなり
部活内恋愛禁止って言い出して
吉川先輩好きとかじゃなく付き合ってたから
すぐ別れて
そっからかなー
神楽先生がマネージャーって
どんな存在でどんなことするかって
呼び出されて教えてもらって
多分、ウチの態度が変わったからかな?
神楽先生も今みたいな感じに段々なってきて
普通に話し掛けてくれるように
なって、めっちゃ優しくなってきて
どんどん好きになったんかな?」
『へぇー!色々あったと思うけど
今は神楽先生のどこが好きなん?』
「優しいところ
なんでもウチのこと分かってくれてるところ
同じことに共感できるところ?」
『同じことに共感できるってなに?』
「ウチなー?夕日とかさ空とか星とか?
自然の景色?見んのめっちゃ好きで
夜景ももちろん好きやで?
綺麗やなーって思ってたら
神楽先生も同じように見てたりとか
たまに今日めっちゃ夕日綺麗やなって
話し掛けてくれたり同じことで感情
揺さぶられる?そう言うとこ好き」
『あー、俺そんなん思ったこと無いわー
綺麗やなとか思うことあっても
たまに見るくらいで気にもしてないなー』
「神楽先生はグラウンド入った時とか
廊下の窓から見てる姿を何回か見たことある!
あと、昔は何かあったらボーッと景色眺めに
行ったりしてたらしい」
『そうなん?』
「ウチもよくボーッとしに行くから
めっちゃ気持ちわかる…」
『そんな経緯とかがあって好きなんやなー
ってか色々あったなー』
「もうありすぎて濃すぎて今ちょっと薄い」
『そんなこと言うなよー』
