REAL TIME



北高校はウチらより学力も遥かに上やから

そう言うところも完璧やと勝手に思っていた。


そう言う面では

ウチのが上かな?とか思った。


水の準備が終わった後アップ中の選手らの横に

水とボールを準備した。

試合前はマーカーと

一応ゼッケンの用意だけで

済むから準備は楽やった。

アップは葛西ちゃんが

やる気満々ぽいからやらんでいいか!

って思っていると国坂先生に呼ばれた。


選手たちが引いたコートのラインが

気に入らないらしい…


(国坂先生)『西上!ここまで真っ直ぐ引いてきて!』


「無理です!ビックリするくらい

センス無いんです!」


『はぁ?こんなんも引けへんの?』


「すいません!これだけはダメなんです!」


大声でそのやり取りをしていた。

北高校もいることを忘れていた…


笑い声が聞こえる中

慌てて国坂先生の所へ行き

ライン引きの機械を託した。


『なんで俺やねん!』


「国坂先生こそなんでも出来るから

綺麗に引いてくれるでしょ!」 


『よっしゃ見とけ!』
 

そう言い引き出したラインは

どんどん曲がっていった。


「国坂先生ー!アウトです!」


『はぁー?メジャー持ってきて!』


「メジャーあればウチでも真っ直ぐ引けますよ!」


『ええから!はよ持ってこいよ!』


「はい!」


ダッシュでメジャーを取りに行って

真っ直ぐ伸ばした。


『これでええか?』


そう言いラインを引き終えた。


「え、どや顔してますけど、メジャーあれば

ウチでもこれくらい引けますからね?」


『うるさい!なかなか真っ直ぐやん?』


「メジャーのおかげです!」


そんな会話をしていると

葛西ちゃんがやってきた。


(葛西ちゃん)『喧嘩はやめて!

すぐにアップに入って!』と国坂先生に言う。


(国坂先生)『喧嘩なんしてへん

ただ、西上が真っ直ぐライン引いた俺を

認めよらんねん』


(葛西ちゃん)『もーええから!行こ!』


そう言って国坂先生を連れていった。

倉庫にライン引きとメジャーを戻しに行く。