(ケンスケ)『いつなったら立ち直れるん?』
「わからん!4月からどうやって
学校来たら良いんかもわからん!」
(イサム)『あいつがおらんくなるとか
考えてもなかったよな…』
(ケンスケ)『3年間、普通にいてると思ってたよな』
「あーー!帰る!学校おったら
全部が思い出になってるから耐えれへん!無理!」
(ケンスケ)『気つけて帰れよ!』
「ばいばい!」
あー!頑張れって言われても
立ち直るのに時間かかるのは
もう自分で分かってる!
早く切り替えて、楽になりたいし
会った時に元気なとこ見せたいもん
でも、まだまだ無理や…そう思っていた。
もうリアルタイムも更新する
気力がないねんなー…
1人になったら考えるのに帰ってきてもーた…
ほんまにこれから大丈夫かな?
ちゃんとやれるかな?
頭の中、心の中がぐっちゃぐちゃになってた。
すると、電話が鳴った。
葛西ちゃんからだった。
「もしもし」
『もしもしー?』
「はい」
『あー!またその感じか!
絶対なってると思ってなー?帰るの早かったしさ』
「もうな、学校おったら
どこ見ても神楽先生出てくるから
早く学校から出やなあかんねん!」
『どーしたらええん?』
「わからん!誰も悪ないし
誰を責めることもできひんし
時間が解決してくれるんかな?」
『いつなったらいつもの西上に戻る予定なん?』
「ウチも今すぐに戻りたいよ!
でも、今は何しててもアカン!
あ、葛西ちゃんドライブしてくれへん?」
『もー!今どこなん?
ってか、着替えてからにしてくれ
制服はマズイわ!家まで行くから待ってて』
「わかった!お願いします。」
そう言い、着替えに帰った。
しばらくして葛西ちゃんが到着した。
『なんでいきなりドライブなん?』
「なんか葛西ちゃんといたら
笑えること多いし、この状況でも
笑える可能性があるのは葛西ちゃんかなーって
ドライブは、見慣れた景色から
遠ざかりたかったから!」
『なんなん!まぁでも俺は
まだサッカー部の顧問ちゃうし?
この関係の間にドライブするのも悪くないな!』
「あー、そっちの問題もあった…」
『問題言うなよ!喜んで欲しいのに』
「なんか何もかも無くなるな」
『なんで、無くなる方ばっか
気にするんかわからん!
今まで手に入れたもんとか残ったもんとか
なんでそっちを気にしやんの?』
「あー、今ちょっとウチの心にも響いたかも!」
『おい!真剣に聞けよ!』
「刺さりすぎて、チョケた!ごめん」
『そっち?なぁー思わん?
せっかくさ、神楽先生に2年間
見てきてもらって、身に付いたこと思い出とか
そんなんをバネにまた成長していくんちゃうの?』
「葛西ちゃん、この間の話で
もう十分、分かってるねん!
自分でどうしていかなアカンのかも
全部、はっきりわかってるねん
ただ、今は行動できひんだけやから
みんなより確実にスタートは遅れるけど
誰よりも早くゴールに向かうからさ!」
『おー!かっこええやん!』
「せやろ!だから、しばらくは
神楽先生に浸りたい溺れときたいなー」
『あんだけ溺れといてまだ溺れんの?』
