REAL TIME


(イサム)『ケンスケ頑張ってるなー!

お前もケンスケに票いれたん?』


「ウチはケンスケとイサムにしたー」


『そうなん?俺あかんかったんかー』


「君は優しすぎるからなー」


『俺優しいつもりないねんけどな』


「そう言うとこ!優しくない人は

ここで、周りの選択責めるけど

イサムは俺があかんかったの方行くやん」


『周り責めたところで…』


「キャプテンなって、試合で負けたら

全体が悪くても自分を永遠に責めてそやしなー」


『そら、俺のやり方が悪かってんから…』


「じゃあ、練習中に雰囲気悪かったら?」


『俺が甘いのが悪いな』


「全部俺やん!」
 

『えー?事実やろ!』


「キャプテンやったら自分もやけど

周りにも言わなあかんねんで!

あと、言ったら傷つくとか思うかもやけど

それ振り切ってキツいこと言わなあかんで?」


『あー、難しいかもな…』


「若草先輩が言うてたけど

ケンスケは感情的になりやすいから

キツいこと言うときは言えるけど

傷ついてる、様子おかしいは

イサムが誰より察知できるから

他のメンバーとケンスケのフォローを

してほしい言うてたで?」


『それが俺の役か…

まぁそれは、できんことないな。』


「そこは強制やで!ってか今まで通りに

したら大丈夫なんやし、逆にキャプテンの

肩書きないんやから気持ちは楽やろ!

イサムがキャプテンやったら

顔真っ赤にして練習してるやろ!」


『うん、バリはずい、声とか出やん』


「そんなんも含めて

ケンスケになったんやろー」


『じゃあ俺は今まで通りやらせてもらいます』


「はい、頑張って下さい!」


そんな会話をしていた。


なんか、みんなでチームを

作っていってる感が見てて楽しかったし

自分も混じりたいと思った。


しばらくして、冬休みになった。

練習中、ケンスケが部員たちと

はしゃいでいると、メニューが明らかに

おかしかった。


「ケンスケー!なんでこの練習なん?」


『ちょっとしんどいしさ、先生らこやん

言うてたし、たまには…な?』


「えー!いいの?」


『1日くらい大丈夫やろ?みんなも

その方が良いって言うてたし』


「若草先輩の時そんなこと一回もなかったやん」


『それはそうやけど…』


「それが新キャプテンの考えなんですね!

素晴らしいチームになりそうでなによりです」


『はぁー?その言い方あかんわ』


「じゃあ、そのメニューの準備するわ!」


『ちょーまってや!わかったって!

走れば良いんやろ?走れば!』


「なんで自分らに必要なメニュー

わかってんのにサボろうとするかねー?」


『しんどいやん!分かってるけどしんどいねん!

あ、可愛いマネージャーでも

いてくれたら頑張れるねんけどなー』


「知らんわ!探してこいよ!」


『探しときまーす!』


気分悪いわーって思ってたけど

自分らで分かってるくせにサボろうとするし… 
 

ふと校舎を見ると、神楽先生がいた。

ほら、こうやって見られてることに

なんで気づかんかなー?

って独り言を言ってた。