次の日の放課後
神楽先生が教室にやってきた。
『西上!ちょっと来い!』
「はい!」そう言うと周りが茶化しだした。
そんなことどうでも良くなるくらい喜んでいた。
『あのな?この間言ってた進路先
2つまで絞ってん!両方とも保育には強い!
1個は家から近いし通いやすい!
もう1個は家からちょっと遠いけど
就職率は保育の学校の中では一番やわ!
あとは雰囲気とか見て決めたら良いと思うけど
俺は遠いけど、こっちの方が
信用ありそうな気するねん』
「わざわざありがとうございます。
自分でも調べてみますね」
『西上の人生に関わるからな!
しっかり調べといたで!
じゃあ、また部活でなー!』
そう言い、神楽先生は去っていった。
神楽先生が調べてくれたなら後は
自分で頑張れる!もちろん迷わず
神楽先生が進めてくれた学校を目指す!
色々と準備が必要になるなーと思っていた。
そんなことを考えながら部活へ行く。
神楽先生のくれたジャージを着てグラウンドへ行く
あったか~い!!
なんやったら神楽先生の
温もりも感じれるかも!
そんなことを思いながら
グラウンドに入ると…
(ケンスケ)『お!西上!あのさー!
あれ?どしたん!ジャージ!新しいやん!』
「神楽先生にもらったー」
『はぁー?ええご身分で!まぁ似合ってるわ!』
「ほんまに?ありがとう!」
『あ!あとさ、進路決めたん?』
「あ!ちょうど今学校定めたとこ」
『そっかー!俺も決めた!
みんなさ、これから進路で
部活遅れたりとかありそうやな…
でも、若草先輩ら最後の選手権あるけど…』
「あ、そうやな練習大丈夫そう?」
『ヤバイねん…もうすぐやからさ』
「進路もあるし就職とかもあるよな
バラバラの状態で大丈夫なんかな…」
『若草先輩とも話しとくわ』
「まとめるねー!次期キャプテンやな」
『俺、できんでー?イサムやと思ってる』
「それはどうかなー?わからんで?」
『ないないー!じゃあ練習行っとくわ!』
そう言い、ふと冷静に考えると
冬休みとか言ってたけど選手権があった…
最近浮かれてたのと謹慎と、進路とで
全く考えれてなかった。
(若草先輩)『もうすぐ選手権やん?
2年は進路とかもあるし人生かかってるし
俺らも去年そやったから何も言わんけど
練習来たら切り替えて質の高い練習して欲しい!
短時間でも絶対きてくれ!』
みんなにそう話していた。
(若草先輩)『マネージャーもな?
みんなで選手権行くんやから!
しっかりサポートしてな!』
「はい!」
ちゃんとサッカー部の1部に
なれてる気がして、すごい嬉しかった。
ますますやる気になった。
国坂先生も葛西ちゃんも選手権前で早くから
グラウンドへ来た。
(国坂先生)『おー?西上のジャージ
見たこと無いやん!新しいやつ?』
(葛西ちゃん)『ほんまやー!似合ってるで!!』
(神楽先生)『おっ!さっそく着て来たんや!
めっちゃ似合ってる!やっぱ西上にあげて正解』
「ありがとうございます」
(葛西ちゃん)『え!神楽先生があげたんですか?』
(神楽先生)『いつものサイズ買ったけど
太ったんかしてめっちゃキツかってん!』
(国坂先生)『でも西上でピッタリちゃいますか?』
「ちょっとウエスト大きいですけどね…」
(神楽先生)『まぁ俺のサイズやからしゃーないわ!
でもよぅ似合ってる!』
「ほんとにありがとうございます」
(葛西ちゃん)『良かったなー
幸せそうな顔してるわー』と小声で言ってきた。
「めっちゃ嬉しいねん!」と小声で返した。
