REAL TIME


『疲れたなー。ジュース奢るよ!

一緒にいこー!おいで!!』


「別にいらないんで、はよ帰らしてもらえます?」


『えー?そんなん言うていいん?

今って大変な時期じゃないん?

そんな態度やと後悔するんちゃうん?』


「帰りたいです。」


『えー、そんなに俺のこと嫌?』


「逆に好きになる方がおかしいと思います。」


『まあまあ、そんなん言わんと

とりあえず自販機いこーよ

その後、帰してあげるから!』


そういうから、後ろをトボトボ付いていった。


道中、すれ違う先生の名前と

お疲れ様ですを声掛けする坂上先生。


来て1日目で名前と顔を

ばっちし把握しているのはスゴイ事やと思った。


『はい!何飲む?』


「いらないです。」


『いいやん!飲んだらー』


すると、自販機前に他の生徒が来た。


『え!さわやかなイケメン!誰ー?先生?』


『なになにー!めっちゃイケメン!

名前は?え?先生??』


(坂上先生)『モテ期かなー?ありがとう!

もういい?俺、西上さんと話してるし!

でさー?何飲む?

ってか、そんな態度してても毎日来てもらうよ?』


と、他の生徒には目もくれずに

こっちを向いて話し出す…


すると…


(ナオ)『ニッシー?え?誰?』


「あ、進路指導の先生!」


(ナオ)『へぇー!めっちゃイケメンやん!!

あ、ちゃうわ!ちょっと…』そう言い


ナオに引っ張られて隅っこへ行く。


(ナオ)『実は、今さ神楽ちゃんと

葛西ちゃんと一緒にいて話しててんけど

坂上先生、なかなかグイグイやろ?』


「うん。ってかなんで知ってんの?」


(ナオ)『葛西ちゃんがたまたま

ニッシーが進路相談室の手伝いしてるの見てて

明らかにニッシー以外を遠ざけて怪しい!

とか言うてたら神楽先生が来て

なんか2人だけで話して

うちに行ってこい!って言うからさー』


「今さ、手伝いとかしやなあかんやん?

なんも断れへん身分やからさ…

部活も無いし言い訳できひんし担任も協力的やし

どうしたら良いんかわからんねん。」


(ナオ)『難しいな…』


(坂上先生)『中西さんやんな?もう良いかなー?

西上さんと俺話してるねん…

まだお手伝いもしてもらいたいし!』


(ナオ)『え!名前知ってんの?』


(坂上先生)『だいたいは頭に入れてきてるよ!』


(ナオ)『こっわ!ってかさニッシーばっか

手伝わして何考えてんの?』


(坂上先生)『お手伝いをしてもらってるだけやけど?

なんか悪い言い方やなー』


すると、そこへ神楽先生と葛西先生がやってきた。


(坂上先生)『あー!葛西先生、お疲れ様です。』


我慢の限界で葛西先生の後ろへ避難した。


(葛西先生)『お!西上!どしたんや!

あ!そや話したいことあってんけど!ええか?』


「うん!なに?」


(葛西先生)『俺の教室行っといてー!すぐ行くわ』


「はーい!」そう言い、歩きかけた瞬間


(坂上先生)『あ、西上さん!行っちゃうん?

まだ手伝って欲しかってんけどなぁ…

まあ、明日また来てもらうからええよ!

お疲れ様でしたー』


そう言い、去っていった。


「葛西ちゃん、ありがとう!なんなん?あの人」


もう、真横に神楽先生がいてることも忘れて話した


(葛西先生)『あんまり相談室

近づかん方がいいんちゃう?』


「ウチな今なんも断れへん身分やねん…

普段なら部活が…とか言うて逃げれるねんけど

言い訳がないから逃げれへんねん…」


(神楽先生)『西上!嫌なら嫌言うてええねんぞ?

嫌なことを無理やりする期間ちゃうからな?』


やっとこっちを見て話してくれた。


「あ、はい。」


神楽先生の声を聞いて、周りが

見えなくなってたことに気づいた。


(ナオ)『でもややこしいなー。

あの感じ女の先生とか味方につけてそう。』


(葛西先生)『そうやねん。

西上の担任も女の先生やしな

笑顔でハイハイ言うてるから

また西上呼び出されるかもな!』


「とりあえず今日帰る…坂上先生怖い!」


(葛西先生)『おう!そうし!中西も一緒に帰れ!』


(ナオ)『はーい!バイバイ!』


「失礼します。」そう言い、2人で帰った。