REAL TIME


その日は帰りの電車の中で

リアルタイムを更新

''見られたくなかったな…

でもあの場面ウチの存在は全く無い雰囲気やった。

悲しいけど仕方ない…''と呟いた。


そして次の日、学校に行くと

HRで担任の先生から


『今日から進路指導の先生が

進路相談室に来ています。

進路の事は進路相談室の

坂上先生に相談してください。』


とのことだった。


今日からと言うのもあり

進路相談室前には大学などの資料が

大量に置いてあった。


(ナオ)『そろそろ進路も考えやんなアカンなー』


「今を楽しく生き過ぎて

全く先の事考えてなかったかも…」

神楽先生とこうなりたいとか部活して楽しい!

ナオ達と遊んで楽しい!

そんな生活だったので

進路のことはあんまり気にしてなかった。


(ナオ)『でも進学はしやなアカンから

そろそろ動きださなあかんかも~』


「へぇー!ウチはやりたいこと何って言われたら

あるっちゃあるしそこ目指そうかな!」


(ナオ)『そうなん!?

親とも相談しやなあかんし大変なるわ』


「頑張ろっか…!」


そう言いながら放課後

いつも通り掃除をしようとした。


すると…


(担任)『西上さんお手伝いしてくれる?』


声のする方を見ると2年の担任の先生達が

相談室の資料を整理していた。


あ!…神楽先生… あ、挨拶しないと…

心の中でそう思い、


「神楽先生!おはようございます!」


『おう!』そう、短く返事をし

目を合わせることをしてくれなかった…


この間の言葉が頭の中でリピートされる…

こんな態度になることは

わかっていてもメンタルがやられる…


よし、切り替えて、明るく!!

そう自分に言い聞かせ

「坂上先生!!どうすればいいんですか?」


新しい進路指導の坂上先生に話しかけた


坂上先生はスラッとした男の先生で

印象は超さわやかな感じで

ウチはタイプでは無いけど生徒の前に出ると

一気に人気が出そうなタイプだった。


「ん?あ、噂の西上さんやん?

よろしく!よろしくー!」


話すと、結構軽い感じだった。


「はい。よろしくお願いします。

ってか噂ってなんなんですか?」


『まあまあまあ、それは仲良くなったら

ゆーっくり話そーよ!とりあえず

こっちに資料持ってきてー!って

それ、重たいやつやで!俺持つよー!』


そう言い綺麗に距離をつめてきた。

あ、こういうタイプ!?

ウチは苦手やな...

そんなことを思いながら荷物を渡した。


「あ、先生達も西上さんいてくれるので

もう大丈夫ですよー!ありがとうございました。」


キラキラの笑顔で言うから

年配の女の先生達は『あらそう?』


なんて言いながら笑顔で去っていった。


(神楽先生)『もういいん?それなら行くけど!』


(坂上先生)『はーい!もう大丈夫です!

ありがとうございました!』


キラキラの笑顔で神楽先生にも対応している…

うん。苦手!ってさらに思った。


神楽先生が遠ざかっていく姿を見ていた。


(坂上先生)『西上さん?そんなに好きなん?』


「え?」


『まぁ色々と聞いてるしさー。

とりあえず、中の片付け手伝ってくれる?』


「はい」


『俺の方は全然みてくれへんねんなー』


「え?」


『神楽先生をみる顔を俺にも

して欲しいなって思ってんけど』


「する必要あります?」


『ツンツンしてても全然オッケーやで?』


「この時間、はよ終わらせたいです」


ほんまは今すぐ逃げ出したかった…

用事思い出したとか部活でとか言って

帰れるはずやけど

今は何も断れない身分…

そう思い、残りの作業を手伝った。