また君と恋する

そこだけがどうしても引っかかっていた。

頑張ると決めても、早瀬君の気持ちを蔑ろにはしたくない。

すると、真白さんは小さく笑った。

「簡単じゃん。聞けばいいんだよ」

「聞くって……もう一度好きになってもいいですか、って!?」

「それが無理なら、別れを切り出されてどう思ったか、とか。別れた時のことをちゃんと話してケリをつけてみれば?」

私達のことを見透かしたようにアドバイスする真白さん。

母親だから分かるのかな。

……うん、でも。

別れた時のことって話したことなかった。

掘り返されたくない傷だと思ってたから。

でも、これから進もうとしているなら避けては通れない道、だよね。

「そーします!」