また君と恋する

「由麻のそれ、一口ちょうだい」

「いいよ。深丘のもちょうだい」

お互いの料理を交換したり、調味料で辛さを調整したりしていると、カランカランと入店を知らせる鐘の音が聞こえてきた。

いや、さっきから入れ替わり客が出入りしているけど、どうしてかこの時は入口に目が行った。

「ごほっ」

つい、むせる。

「大丈夫? ほら、水」

「ごほっごほっ……。あ、ありがと……」

水を飲んで落ち着く。

「どしたの?」

入口から顔を隠すようにして深丘にひそひそ伝えた。

「結大君のグループがいる」

「? あっ、ほんとだ。相変わらず目立つねー」