また君と恋する

あー、なるほど。

そっか。そーいう感じか。

……冗談だったにせよ、本命が俺だったことが嬉しい。

それになにより、“目が合った”って由麻も気にしてくれたことが、一方通行じゃなくて報われた気がする。

俺は、由麻の手を取って指を絡めた。

すぐにぎゅっと握り返してくれる。

嬉しそうに笑う由麻と目が合って。

でも、もう目を逸らさない。

どんな笑顔も好きだけど、やっぱり俺に向けてくれる由麻の笑顔が好きだから。

目を逸らすのも惜しいくらい。

君を見ていたい。




~番外編「君と恋の始まり」 Fin~