また君と恋する

「んー……。あ、ティーカップみたいな回る系は無理だわ。酔う」

へぇ、そうなんだ。

と、意外に思っていると。

「ほほーう! いいこと聞いちゃった☆」

突然、目を輝かせた結大君が言葉を挟んできた。

その表情からよからぬことを企んでいるのは、一目瞭然だった。

そんな会話で心を落ち着けながら、列は進んでいく。


ドキドキが最高潮に達したのは、順番が回ってきて椅子に座って安全レバーを下ろされた時。

急に恐怖心も顔を出した。

安全レバーをぎゅっと握る。

そんな私の手を取るようにスッと手を出してきたのは、横に座る志希だった。

「手、握ってな」

そう言われて、志希と手を繋ぐ。

包むほどの志希の大きな手は、何よりも安心感を与えてくれた。