また君と恋する

さっき送ったばかりなのにもう迎えの時間がきた。

早瀬君と2人で迎えに行く。

未だに2人で歩くのは緊張して、ちょっと気まずい。

それはそうと。

着いて早々、私達は驚くことになる。

最近は迎えに行くとすぐ私に抱きついてくる虹心が、

「ばいばーい」

と友達に手を振ってから駆け寄ってきたから。

しかも、抱っこをせがまない!

いや、これが本当の反応なんだ。いつも通りに戻っている。

同じタイミングで遥海君と天緒ちゃんも来た。

「先生。虹心に何かありました?」

「それが……」