すると、そんな私達に浴衣を着たカップルが声をかけてきた。
「すいません。写真撮ってくれませんか?」
「いいですよ」
ふと。
そのカップルの顔に見覚えがあった。
「あれ。もしかして、前にショッピングモールでマグカップを選んでませんでした?」
先に気付いたのは、彼女さんだった。
「あー! あの時の!」
思い出した。
志希とショッピングモールでマグカップを選んでいる時に近くにいた美男美女のカップルだ。
彼女さんが『お揃いのマグカップが欲しい』ってねだって、2人が買ったマグカップと同じものを私達も買ったんだった。
浴衣だからすぐには気付かなかった。
ていうか、向こうも覚えていてくれたんだ。
「あの時はありがとう」
笑顔で感謝する彼女さんに、志希ははてなマークを浮かべる。
「すいません。写真撮ってくれませんか?」
「いいですよ」
ふと。
そのカップルの顔に見覚えがあった。
「あれ。もしかして、前にショッピングモールでマグカップを選んでませんでした?」
先に気付いたのは、彼女さんだった。
「あー! あの時の!」
思い出した。
志希とショッピングモールでマグカップを選んでいる時に近くにいた美男美女のカップルだ。
彼女さんが『お揃いのマグカップが欲しい』ってねだって、2人が買ったマグカップと同じものを私達も買ったんだった。
浴衣だからすぐには気付かなかった。
ていうか、向こうも覚えていてくれたんだ。
「あの時はありがとう」
笑顔で感謝する彼女さんに、志希ははてなマークを浮かべる。



