また君と恋する

私は、そんな様子を面白可笑しく見守る。

「虹心ちゃんのお兄ちゃんカッコイイねー」

「お兄ちゃんじゃないよ。志希君は虹心の王子様だよ」

「えー! いいなー!」

ふと遥海君を見ると、頬を膨らませて拗ねていた。

なんだか遥海君が可哀想になってきた。

「遥海君」

「……?」

「お姉ちゃんも王子様がほしいんだ。遥海君が私の王子様になってくれる?」

つぶらな瞳が少し見開かれて、ちょっと戸惑いつつも、

「うん」

笑顔で答えてくれた。

可愛い。

と、これで上手く収まったと思ったんだけど。

「ダメだよ。由麻ちゃんは僕の!」

別方向からの言葉。

まさかの兄、広海君が参戦してきた。