また君と恋する

電車を降りて、改札を抜ける。

駅の出口を出て……私は、ぎゅっと握りしめた拳を緩めた。

そして。

その手で、志希の手に触れて握った。

「手を繋ぎたい」

なんとか言葉を振り絞る。

唐突に大胆な私が顔を出して、かと思えば遅れて恥ずかしさがやってきた。


「……由麻って、たまにすごいことするよな」


その言葉に思わずバッと顔を上げれば、志希と目が合って、照れを隠すように顔を逸らされてしまう。

でも、返事の代わりに手をぎゅっと握り返してくれた。


手を繋いでいいんだって、
触れていいんだって、
繋いだ手から熱を感じて知った。