また君と恋する

なるほど。

帰る前にスマホをいじってたのは、志希にメッセージを送っていたわけね。

「そんじゃ、志希君。由麻をよろしくね」

深丘は自転車に乗って颯爽と帰っていった。

残された私は隣を見て、目が合ってドキッとする。

「帰りますか」

「うん」

笑顔で答えて、志希の隣に並んだ。


帰り道、志希が結大君達と何して遊んだか話してくれた。

楽しそうに友達のことを話す志希を見て、私も嬉しくなった。

私も深丘と何をしたか話して、そんな何気ない会話をする。

話しながらふと思い出したのは、深丘と話した『付き合っている実感がまだない』という思い。

告白して志希からも好きって言ってもらえて『今でも信じられない』と深丘に言ったけど、常日頃思っているわけではない。

ふとした時に感じる。

それは付き合い始めの夢心地気分なんだと思う。


……だから、確認したくなるのかもしれない。