また君と恋する

「救護所まで辛抱して」

そう言って、伊藤さんを立たせて連れていった。

もうすぐ出番が来るアンカーの結大君が、その様子を心配そうに見つめていた。

伊藤さん、大丈夫かな。

私が転ばなければ軽傷で済んだかもしれないのに。

そう思うと申し訳ない気持ちになった。

「てゆーか、由麻は大丈夫なの?」

いつの間か傍にいたりっぴが心配そうにこちらを見る。

クラスの何人かも心配して来てくれた。

「だいじょ……って、わぁー!」

気付けば膝から血がドロドロと溢れ出ていた。

グロッ。

なんて思う程度には余裕があったけど、痛みが膝から脚全体に広がっていく。

先生がいないので私を支えてくれる人がいない。