また君と恋する

「大きめのボールで氷水作ってくれる? できたら洗面所に持ってきてほしいの」

「分かりました」

そのまま再びしゃがんで下の棚の扉を開ける。

「ボール、ボール……」

そう呟きながらボールを探しつつも、変な空気になったことに動揺してる。

あー、やばいやばい。

動揺を抑えつつボール探しをしていると、影が差した。

「由麻」

不意に上から呼ばれた声。

誘われて見上げると、キッチンの台に両手をついて私を覆うように立つ志希がこちらに視線を落としていた。

思わぬ距離の近さに驚くのも忘れる。

「元気ないって、ほんと?」