また君と恋する

今度はちゃんと笑顔で。

それを見て安心したのか、私から離れた天緒ちゃんは嬉しそうにリビングの方へ戻った。

ふと。

「由麻」

名前を呼ばれて、我に返る。

今の会話だけ聞いたら私が元気なかったみたいじゃん────と冷静に分析し、私を呼んだ志希の方へ視線を動かせなくなってしまった。

「っ」

「由麻ちゃん。ちょっとお願い」

志希が何かを言いかけた時、お婆ちゃんの声が飛んできた。

「は、はい。なんでしょう」

しゃがんでいた私は即座に立ち上がり、キッチンカウンターの向こう側にいたお婆ちゃんへ視線を送った。