また君と恋する

頬を赤くして笑みを浮かべる有馬さん。

……こんな言葉、聞きたくなかった。

私は立ち上がって鞄を取り、その場から逃げ出した。


出てくるな、出てくるな。

何度も言い聞かせる。

もう自分を嫌いになりたくない。

出てくるな、自分の醜い感情。

そう抑え込もうとしても、それでも思ってしまう。

あの子、嫌い────と。


お迎えの時間より早く保育園に着いてしまい、先生に驚かれながらも虹心達を引き取って帰路に就いた。

家に帰れば、虹心達の世話をしていろいろなことを考えなくて済む。