また君と恋する

「あっ。結大君の彼女」

深丘が先に声を漏らした。

少し距離があり人通りも多いので、向こうは気付かない。

「相変わらず可愛いっすね、お宅の彼女」

深丘が茶化し、結大君が気まずそうに笑みを浮かべる。

「深丘の彼氏もいるよ」

「ほんとだ……って当たり前か。結大君の彼女と同じ班だもんね」

「高橋の彼氏って?」

志希にそう問われて、私は適当に特徴を述べた。

「短髪の眼鏡の人」

ちょうど眼鏡をかけているのは深丘の彼氏だけで、簡単に説明できた。

「同じ班だったんだ……」