また君と恋する

前を歩く深丘達から少し距離を取って後ろを歩く志希と私。

突然横から声をかけられて、顔を上げる。

「2人で抜け出そうか」

思わぬ言葉に表情が固まった。

────へ?

いきなりで意味が分からずどういうことかと聞こうとした、その時。

「あっ……」

「ん?」

視界の端である人物達を捉えて視線が動く。

そこにはA組1班の男女6人。

中に、結大君の彼女と深丘の彼氏もいた。

「由麻ー、志希くーん。どーしたの?」

立ち止まってついて来ない私達に気付いた深丘と結大君が踵を返す。