また君と恋する

私は短パンで、深丘はスリムなジーパン。上は2人ともパーカー。鞄は私がリュックで、深丘はウエストバッグをショルダーバッグのようにかけている。

結大君が褒めてくれた私の一つ結びも、いつもストレートの黒髪を今日は2つに結う深丘の髪型も。

たぶんオシャレを意識したらしない恰好。

深丘はまだしも、私は好きな人と行動をするのに。あまりにも家で一緒にいる時間が多かったからそこのところ抜けていた。

今更になって後悔していると。

トンッ。

大きく一歩踏み出して。

深丘の隣に結大君が、私の隣に志希が並んだ。

そして。

「俺は、隣を歩くなら由麻達みたいな子がいいけど」

そんな殺し文句を言ってきた。

結大君も、「俺も!」と言って笑顔を見せる。

「イケメンに言われちゃ、この恰好して良かったって思うしかないじゃんね」

少し照れて深丘が言った隣で、私は撃ち抜かれた心の鼓動が爆速で音を立てるのを感じていた。

ずるいよ……。