「愛莉!」私の名前を呼ぶと、手を引っ張って歩き出し、彼は手首の付けていたブレスレットを、手を繋いだまま私の手首にスッと付け替えました。 「俺の大事なやつだから、これもらってほしい。」 彼の明るい笑顔と天真爛漫な空気は、私をまるで別世界へ連れ出します。 大事なものを、最初からくれるつもりだったなんて。 胸の奥がぎゅっと熱くなった気がしました。