「風早ちゃん、ごめん、俺もう帰る。」 「っおい保田!」 「後悪いけどよろしく。」 「うん‥保田くん、ありがとうね。」 保田くんに呼ばれたときは、何かと思った。 なんで私が必要なの?って。 けど保田くんは凄いや。 私の知らない日向くんを知っているから。 「私が死ぬから、野球、辞めるの?」 「っ!!」 1度、死ぬって伝えたら、 案外簡単に恐れていた言葉が言えるんだね。 「答えて、日向くん。」 「‥。」