俺は前々から風早さんが好きとかではなく、 クラスメイトとして2人のことを見ていた。 だから、あんな2人を初めて見て、 はっきり言って気が動転していた。 「‥大丈夫なのかな。」 「どっちが?」 フッと口から漏れた言葉は、 どちらに向けて言ったものなのか 俺自身も分からなかった。