そうだ。 変に気を張って失敗してしまうよりも、 自分が全力でぶつかって、 それで打ち砕かれた方が絶対にいい。 それに、全力で勝ったときは本当に嬉しいしな。 「‥先輩〜っ!!!」 「おい泣くなよ!今から投げるんだろっ!!」 「ゔー、ぜんばぃー!!」 「おい、要!早く出てこい!」キャッチャーの保田が叫ぶと、 渋々泣くのをやめてマウンドに向かった錦城。 「‥あぁ。俺もだ、保田。」 連れ行きざまに、 保田が口パクで伝えてくれたのは、 『あ、り、が、と、な、 し、ん、じ、て、ま、っ、と、け!』