「日向先輩、俺、頑張ります‥! 精一杯頑張ります‥!」 グッと唇を噛んで、必死な顔で言う錦城。 「‥どうした?」 「俺、負けません。必ず抑えます‥!!」 ‥プレッシャー、を感じているのだろう。 その気持ちはよくわかる。 去年の俺も同じだったから。 それに、さっき俺が弱っているときに、 錦城もあの場にいた。 ‥保田が稼いだ、2点のリードを何がなんでも、 守り切らなければいけないと 思っているのだろう。