「もっと、一緒にいたいよぉ‥。」 涙がずっとずっと流れて、止まらない。 ギュッと布団を握ると、 寂しさと悲しさが込み上げてくる。 「‥っ。」 斗蒼くん。 斗蒼くん斗蒼くん。 「‥大好き。」 私を好きになってくれて、本当にありがとう。 「斗蒼くんに伝えないと。」 私は、多分、もう、ダメだから。 つい昨日まで、 友達と笑って動いて、 斗蒼くんと話して、笑って。 当たり前の日常だったのに。 今、もう下半身が動かしづらい。