「っ御白!!」 「ん‥斗蒼くん‥?」 ずぶ濡れのまま、走ってやってきた病院。 そこには、 凄い数のチューブに繋がれた御白がいた。 とても痛々しい姿に、 心が引きちぎられそうになる。 「御白、無理すんな‥。」 ゆっくり、起き上がる御白。 「斗蒼くん、試合は‥?」 「今、雨で一旦中止になったからきた。」 「雨‥。」 「俺の試合のことなんて気にすんな。」 「大人しく寝ていてくれ‥!」 そう、言いたかった。 でも、 「勝ってね、決勝。」 言えなかった。