結城くんと青春したい!



『おすすめ遊園地5選!』

なんてSNSの投稿を昼休みに見ていると

「遊園地!いいねー」

なんて横から画面が見えたらしい栞が話しかけてくる。


あの日からお昼は結城くんと食べたり、クラスでいつものメンバーで食べたり
日によって変えている。

今日は4人で食べる日だけど、
楓花は今委員会の会議に出ていてここにはいない。


「そう、ここ新しいアトラクション出来たらしいからいいかなーと思ってて」

なんて遊園地の計画を話すと

栞と瑠宇が行った事がある遊園地の様子を教えてくれて盛り上がる。

私も、わかる!なんて相槌を打ちつつ2人から情報収集。

「やっぱり、お化け屋敷とか定番?」

「どうだろ、確かに前に彼氏と行ったときは並んでるのカップルが多かったけど。
……なんか真緒詳しいね、
そんなテーマパークとか好きだっけ」

瑠宇は今まで彼氏のいなかった私が
珍しくカップルあるある系の話題についていけたため疑問に思ったらしく

「いやいや、遊園地デートといえば少女漫画の定石よ!
観覧車での胸キュンシーンとかね!」

なんて説明すると

「そんな知識豊富な真緒ちゃん、
観覧車に乗るなら2人きりの空間だからっていちゃいちゃしすぎないようにね」

と栞にぼそりと付け足されて
思わずこの前のお弁当中での接近シーンを思い出してしまい顔が暑くなる。

「おや、なにか思い出したみたいだけど、結城くんって結構積極的なのー?」

「もう!違うよ!」

と言って私の腕をつつく栞の頭をチョップするふり。


てか今の結城くんに聞かれてたかも!?と慌てて見渡すけど、

教室にいない?あれ?

不思議に思って立ち上がろうと椅子をさげると

「わっ!」

後ろに背中合わせで座っていたらしい桐島にぶつかってしまった。

「あわわ、桐島後ろに座ってたのか、ごめん!」

「いや、平気」

謝っていると同時に教室のドアが開き楓花が委員会から帰ってくる。


「あ、楓花おかえりー!」

栞が声をかけると、
まっすぐ私のもとへ向かってくる楓花。

「ちょっと、彼氏大変なことになってるよ」

ん?どゆこと?

視線で教室の入り口へ誘導され、
開いているドアから女子に囲まれてる結城くんが見えた。