最後の一口を食べ終わり
「ごちそうさまでした」と手を合わせると
「そんなに少なくて午後お腹空かない?」と心配される。
今日のお昼ご飯は
サンドイッチをツナマヨとベーコンレタスの中身で食パンだと2枚分に、
おかずが入ったお弁当箱に卵焼きやプチトマトなど。
結構十分だと思うけど……
そう言われて見比べると
掌以上の二段弁当におかずとお米がぎっしり。
「結城くんのお弁当箱おっきい!」
「俺燃費悪くて……すぐお腹空くんだよね。
4時間目とかお腹鳴らないかいつもひやひやしてる」
なんか意外過ぎて思わずくすりと笑ってしまう。
さぁっと涼しい風が吹いて、さっきの顔の暑さも冷める。
風によって髪が顔にかかり指でどかすと
結城くんと目が合って自然と笑顔になる。
そして改めてしみじみ現状に目を向けると、
今の私、彼氏(仮)と昼休みに2人で談笑ってなんか青春っぽくない!?
なんて思わずテンションが上がる。
「今日は咄嗟にお昼誘っちゃったけど、
これもやりたかった‟青春”だったありがとう!」
感じたままを口に出すと
結城くんは少しうつむいて
「……それはよかった」とつぶやいた。
眩しそうに瞬きをしていて、
ここは木陰だけど、日差しでもキツかったのかな?
「そ、そういえば、
昨日話せなかった、俺の休日で空いてる日のスケジュール共有していい?」
顔をあげなおした結城くんがズボンのポケットからスマホを取り出した。
「うん!」
私もスケジュールを確認して、
お互いの都合がつく週末に少し遠出のおでかけをすることに。
うーん、おでかけかぁ。何がいいかな。
そういえば、
「昨日話したやってみたいことの計画はほとんど――いや、全部が私発案だったじゃない?
結城くんも何かやりたいことある?」
顎に手を当て悩む様子に
「そんなかたく考えなくて平気だよ
1人じゃやりづらいと思ってたこととか!」
と言うと
「昨日瀬崎さんが提案してくれた中では、
遊園地に行きたいって言うのが一番惹かれたかな」
遊園地!!
「よし、じゃあそうしよう!」

