「じゃあお前、その近藤の頭に止まった蜂を手で掴んで、
そのまま窓に投げ捨てただろ!
あれ見て、俺、未央は女としてないって思って」
「だって!
友達が目の前であんな怖がって泣き叫んでたら、
助けるでしょ!
間違ってる?」
なに?私間違ってる?
別にその蜂だって、そのまま窓から飛んで逃げて行って、傷付けたわけじゃないし。
「間違ってない!
間違ってはないんだけど」
「けど?」
「俺は、蜂見てキャーキャー泣くような女が好きなんだと思う。
守ってあげたくなるような」
「は?何それ?」
そんな理由で、私はこの人に好きになって貰えなかったのか。
もしかしたら、男はみんなそんな私を好きになってくれないんじゃ…。
「あ、でも、未央の事好きだって言ってた奴、何人か知ってたし。
別に、お前がモテないってわけじゃないから。
お前、顔だけは可愛いし!」
「顔だけ?」
「あれ?俺、全然フォロー出来てない?」
そうケラケラと岳は笑っていて。
やっぱり、久々にこの人と話していて、楽しい。
「けどさ、未央みたいな強い女が好きな男も居るし。
だから、大丈夫だって」
岳のその無責任な大丈夫を聞きながら、
ナツキはどうなのだろう?と考えた。
この先、そんな強い女の私が本気を出してナツキを追いかけても、
大丈夫だろうか?
そのまま窓に投げ捨てただろ!
あれ見て、俺、未央は女としてないって思って」
「だって!
友達が目の前であんな怖がって泣き叫んでたら、
助けるでしょ!
間違ってる?」
なに?私間違ってる?
別にその蜂だって、そのまま窓から飛んで逃げて行って、傷付けたわけじゃないし。
「間違ってない!
間違ってはないんだけど」
「けど?」
「俺は、蜂見てキャーキャー泣くような女が好きなんだと思う。
守ってあげたくなるような」
「は?何それ?」
そんな理由で、私はこの人に好きになって貰えなかったのか。
もしかしたら、男はみんなそんな私を好きになってくれないんじゃ…。
「あ、でも、未央の事好きだって言ってた奴、何人か知ってたし。
別に、お前がモテないってわけじゃないから。
お前、顔だけは可愛いし!」
「顔だけ?」
「あれ?俺、全然フォロー出来てない?」
そうケラケラと岳は笑っていて。
やっぱり、久々にこの人と話していて、楽しい。
「けどさ、未央みたいな強い女が好きな男も居るし。
だから、大丈夫だって」
岳のその無責任な大丈夫を聞きながら、
ナツキはどうなのだろう?と考えた。
この先、そんな強い女の私が本気を出してナツキを追いかけても、
大丈夫だろうか?



