「そう言えば、私がこないだ買って来たアイス久志勝手に食べたでしょ?
夕べ冷蔵庫見たら無かったから」
「えー、知らない」
「久志しかいないじゃん」
「本当に知らない」
そうやって平然と嘘を付く所だけは、
この人とナツキは同じだと思った。
男は、基本嘘つきなのだろうか?
「あ、分かった」
彼はそう言って立ち上がると、
冷蔵庫のドアを開けた。
そして、
「ほら?
間違えて未央さん冷蔵の所に入れてんじゃん!
前も、似たような事あったでしょ?」
「そうだっけ?」
スーパーで沢山買い物して来ていたから、
間違えて冷凍室じゃなく冷蔵にアイスを入れてしまってたのかな…。
「未央さんって、けっこうボーとしてる所あるから」
ため息を付きながら、
再びテーブルを挟んだ私の前に座る。
「そうかな?」
「そう」
そう言う彼の右頬には、うっすらと傷跡があり、
ボーとしいて自転車で転んで出来た傷だと付き合い始めた頃言っていたけど。
夕べ冷蔵庫見たら無かったから」
「えー、知らない」
「久志しかいないじゃん」
「本当に知らない」
そうやって平然と嘘を付く所だけは、
この人とナツキは同じだと思った。
男は、基本嘘つきなのだろうか?
「あ、分かった」
彼はそう言って立ち上がると、
冷蔵庫のドアを開けた。
そして、
「ほら?
間違えて未央さん冷蔵の所に入れてんじゃん!
前も、似たような事あったでしょ?」
「そうだっけ?」
スーパーで沢山買い物して来ていたから、
間違えて冷凍室じゃなく冷蔵にアイスを入れてしまってたのかな…。
「未央さんって、けっこうボーとしてる所あるから」
ため息を付きながら、
再びテーブルを挟んだ私の前に座る。
「そうかな?」
「そう」
そう言う彼の右頬には、うっすらと傷跡があり、
ボーとしいて自転車で転んで出来た傷だと付き合い始めた頃言っていたけど。



