放課後、萌と麻耶を誘い、
ファストフード店へと来た。


それは、何気なくを装い、実は二人にある告白をする為。



向かいに座る、二人。



「実は黙ってたんだけど、
私の両親離婚してるの」


そう口に、した。



それは、松永先生の奴隷になって迄、この二人には知られたく無かった秘密。


夕べ、ナツキに言われた。



「友達なら、本当の事話せば?
両親が離婚して、その父親が再婚してる事くらいは」


萌と麻耶は本当に友達だから、
話した。


流石に、母親がホストにハマッて、
そのホストと、今微妙な関係になってる事は言えないけど。



「あ、やっぱり」


そう言ったのは萌で、麻耶も頷いている。


「お父さんが再婚とかは分かんなかったけど、
ほら、未央最近パンとかコンビニばかりだったから。
お母さんの体調が悪いからっていうのが、なんか嘘臭かったから」


「あー、嘘ってバレバレだったんだ」


「バレバレではないけど。
もしかしたら、嘘なのかな?くらい」


麻耶はそう言っていて、萌も口を開いた。