「言えばいいですよ? その覚悟は出来てます」 そう口にすると、涼しい顔して話していた松永先生の顔に、 微かに怒りが浮かぶ 殴られるんじゃないかと、体に力が入った だけど、松永先生は私の予想に反して、ニヤリと笑う 「あ、そう。 なら、これなら」 松永先生はそう言って、寝室に入り何かを持って再びリビングに戻って来た その手には、小さなビデオカメラ 「それが何なのですか?」 嫌な予感がしながらも、尋ねてしまう