かわいらしいその姿にしばらくの間癒されていた私だったけれど、気持ちよく眠っている二匹を見ているうちに、私も眠くなってきて――。
私は段ボール箱の隣で、うたた寝してしまった。
*
頭を誰かに撫でられた。
その上、その人は私に膝枕までしてくれているみたいだ。
え、誰?
お母さん?
小さい頃は確かに、昼寝をしたらそんなこともあったけれど……。
私、もう中学生だよ?
そんなことを考えながら、私は目をこすって身を起こす。
「ふあ……。お母さん、私もう小さい子供じゃないって……」
あくびをしながらそう言って、私は薄目を開ける。
すると、ぼやけた視界が映したのは、見慣れたお母さんの姿じゃなかった。
――え?
誰?
見えたのは、真っ白な髪にキラキラとした青い瞳。
お母さんと似ても似つかない特徴に、驚いた私の眠気は吹っ飛ぶ。
私が目を見開いて、その人物を見つめると――。
「おはよう。やっと起きたね」
にこりと微笑んで、爽やかなイケボで彼は言った。
私は段ボール箱の隣で、うたた寝してしまった。
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頭を誰かに撫でられた。
その上、その人は私に膝枕までしてくれているみたいだ。
え、誰?
お母さん?
小さい頃は確かに、昼寝をしたらそんなこともあったけれど……。
私、もう中学生だよ?
そんなことを考えながら、私は目をこすって身を起こす。
「ふあ……。お母さん、私もう小さい子供じゃないって……」
あくびをしながらそう言って、私は薄目を開ける。
すると、ぼやけた視界が映したのは、見慣れたお母さんの姿じゃなかった。
――え?
誰?
見えたのは、真っ白な髪にキラキラとした青い瞳。
お母さんと似ても似つかない特徴に、驚いた私の眠気は吹っ飛ぶ。
私が目を見開いて、その人物を見つめると――。
「おはよう。やっと起きたね」
にこりと微笑んで、爽やかなイケボで彼は言った。



