「優愛、やっと会えたね」

「ママ!!」


会いたかったママがここにいる。

大好きだったママがここにいて、私を抱きしめてくれている。


「ママ、会いたかったよ…」

「私もよ」


しばらく泣きながらママの腕の中で泣き続ける私。

ママも泣きながらも、微笑んで私を抱きしめてくれる。


いつもの、優しいママだ。

ママに抱きしめてもらうの好きだったなぁ…


なんて考えながら、泣き止むのを待つ。

話したいことたくさんあったから!


私が泣き止むと、ママは私を離した。

そして、一言だけ言った。


「貴方はまだ、こっちに来るべきじゃないわ」

そう言ったら、ママは優しく微笑んで消えていった。

え?ママ?どこに行ったの??


必死でママを探した。

でも、いくら探しても見つからなかった。