「……生意気だ」


照れてる夏夢さんも素敵。


照れてる顔も、笑ってる顔も…誰にも見られたくない。

私だけが見ていたい。


そう思うのは、ダメなことでしょうか?


「なんだその顔は」

「夏夢さん、好きです」

「俺も好きだ」


そう言って抱きしめてくれた。

少しの間抱きしめてくれたあと、夏夢さんは私にキスを落とす。


とても幸せな時間。

夏夢さんに応えるように首に手を回す。


それが間違いだったのはすぐに気づいた。


「ちょっと、夏夢さん!ここ病院です」

「うるせぇ。お前が悪い」


なぜか私は、夏夢さんに押し倒されていた。


いやいや!私が悪いとか意味わかんない!

なんで、どうしてこうなるんですかぁ!


夏夢さんを止めるのには時間がかかった。

すごく疲れる。


でも、ちょっと嬉しかったり。

私を求めてくれることが、とても嬉しいと思った。


私って、変態なのかな…


夏夢さん、もう離れませんからね!