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マンションに戻って、リビングで紗理奈とテレビを見ていた時だった。


千里ママからの着信で、俺は寝室に行き電話出た。


『健ちゃん!お店に紗理奈ちゃんの彼氏が来ちゃって今騒ぎになってるのよ!』

「わかりました。直ぐ行きますんで。」


電話を切り、ジャケットを手にして寝室を出た。


「紗理奈。出掛けてくるから、家に居てな。」


「はい!気をつけて行ってらっしゃい!」

紗理奈の笑顔に見送られ、俺は久々にマジェスティに跨がった。

単独で行動する時は、バイクの方が動きやすい。