未来の種ーafter storyー

「うん。問題ないよ。俺、管楽器はちょっと苦手なんだけど、弦楽器は大丈夫。それに、父さんがギターやってたから、昔から俺も弾き方は見てた。大学でもやってたし。ウクレレも大丈夫。」

「そうか…。でも職員会議にかけないとな。なんとも言えない。ただ、案としては良いと思う。」

「そうね。子供達は柔軟だし、すぐに馴染むと思うわ。感染症防止対策としては、リコーダーや鍵盤ハーモニカより良いと思う。もちろんリコーダーも鍵盤ハーモニカも必修だと思うけどね。
今、こんなご時世で、出来ないことが多いから、新しい試みは保護者にも好意的に受け入れられるんじゃないかしら?」

「…わかった。見積もりと職員会議だな。優、田島楽器さんは学園も取引があるんだ。」

「そうなんだ。いや、連絡するなら、母さんからの方が良いかなって思ったんだけど…。田島楽器の社長さん、母さんのファンだから。」

「…なるほど。じゃあ、紫にも一言連絡してもらおうか。それから優が窓口で見積もりを出してもらってくれ。」

「ちょっと意外な選択肢だけど、実現すると楽しい授業風景が見られそうね。やっぱり、高学年に対してよね?」