未来の種ーafter storyー

「まあ、別れた理由は聞いてないけど、お互いのためを思っての別れだったんだろ? 
それはすなわち、ずっと気持ちは変わらないってことだ。今は当然の結果として一緒にいるんだ。
……もうさ、絶対に離すなよ? 
お前達には後悔してほしくない。」

公親…?
なんだろう。公親の方が後悔しているような…

「…当たり前じゃないか。
子供が産まれるんだ。離れるわけない。」

「ハハ、そうだった。
…うん。本当に良かったな。」

「公…」

「はいお待たせ〜。
ピザの方出来たよ。熱々のところ食べてね。
公親のも後1分で出来るから。」

「うわ、そっちのピザも良かったなー。
次はそれにしよう。」

横から羨ましそうにピザに視線を注ぐ公親。
これは俺のだぞ。
とりあえず、今は食べよう。

「いただきます!」

俺はそう言ってマスクを外し、黙々とピザを食べ始めた。

美味い! NYでもピザはいっぱい食べたけど、俺の中でNo.1はやっぱり櫂人さんのピザだ。久しぶりのその味を堪能することにする。

食べ終わると、櫂人さんがアイスコーヒーを持ってきてくれた。
何故かプラカップに入っている。
よくあるテイクアウト用のカップだ。